合言葉は「3010」。最後までおいしく味わう、スマートな新習慣

12月に入り、街はすっかりクリスマスムード。
これからは忘年会にクリスマスパーティー、そして年が明ければ新年会と、家族や友人、職場の仲間と食卓を囲む機会が増える季節ですね。
久しぶりの再会や楽しいお喋りに花が咲く宴会。でも、ふとテーブルを見ると…「あれ? まだ手をつけていないお料理が残っているのに、もうお開きの時間?」
なんてこと、ありませんか?
宴会シーズンは、どうしても「食べ残し」が増えがちな時期。そこで今回は、今年のパーティーシーズンに取り入れたい、「3010(さんまるいちまる)運動」というスマートな習慣をご紹介します。
合言葉は「3010」。どんな習慣?
「3010運動(さんまるいちまるうんどう)」とは、宴会での食べ残しを減らすために生まれた、とてもシンプルな取り組みです。
ルールはたったの2つだけ。
【乾杯後30分】は、席でお料理を楽しもう!乾杯してすぐは、席を移動したりせず、まずは目の前の温かいお料理を味わう時間にします。
【お開き前10分】は、席に戻って「食べきりタイム」!宴会の締めくくり前に、もう一度自分の席に戻って、お皿に残っている料理を楽しみましょう。
たったこれだけのことですが、これを意識するだけで食べ残しが減るんです。
友人や家族との食事でも。このひと声が魔法になる
職場の宴会や外食、そしておうちでのホームパーティーでも、おしゃべりに夢中になって、つい箸が止まって食べるのを忘れてしまうことってよくありますよね。
そこで、始めと終わりのタイミングで、料理を無駄にしない「さんまるいちまる」の魔法をかけてみませんか?
乾杯のタイミングで…「せっかくの熱々料理、冷めないうちにみんなで食べちゃおう!」
そろそろお開きの時間かな、という時に…「デザートの前に、残っているお料理をみんなで平らげちゃおうか!」
そのひと声があるだけで、「せっかくだから食べようか」という空気が自然と生まれ、お店の方や、料理を作ってくれたホストにも「きれいに食べてくれてありがとう」と喜んでもらえるはずです。
「3010」の心をヒントに。ホームパーティーでの工夫
お家で開くホームパーティーや親戚の集まりでは、この「3010」の根底にある「もったいない」を思う気持ちを意識してもう一歩工夫してみましょう。
ポイントは、「作りすぎない勇気」と「シェアする優しさ」
「足りないかも?」の不安を手放すおもてなしの場では、「料理が足りなかったらどうしよう」とつい多めに作ってしまいがち。でも、最後にお腹いっぱいで苦しくなるよりも、「美味しかったね、きれいに食べたね」と気持ちよく終われる量が一番の「適量」です。
余った料理は「おすそ分け」どうしても余ってしまったケーキやお菓子は、清潔な保存容器や可愛いラッピング袋を用意しておいて、ゲストに「お土産(ドギーバッグ)」として持ち帰ってもらうのも素敵です。(※衛生管理には十分気をつけてくださいね!)
リメイクを前提に楽しむ
「ローストチキンが余ったら、翌日はスープにしよう」とあらかじめ決めておけば、残っても焦ることはありません。
最後まで食べることは、最高のごちそうさま
楽しい宴会やパーティーの最後に、たくさんの料理が残されたテーブルを見るのは、少し寂しいもの。
「3010」という合言葉は、単なるルールの枠を超えて、「作ってくれた人への感謝」と「食べ物を大切にする心」を表すマナーの一つとも言えます。
美味しい料理と楽しい会話、そして「きれいなお皿」で、おいしく、楽しく、ムダのない素敵な食事会を楽しみましょう。






