料理研究家 島本美由紀先生のおいしく長持ち!食品保存のテクニック料理研究家 島本美由紀先生のおいしく長持ち!食品保存のテクニック

とうもろこし

夏の訪れを感じさせてくれる野菜といえば、とうもろこし。様々な種類がありますが、私たちが普段よく食べているのはスイートコーン。旬は6~9月で、全国出荷量の約半分を北海道が占めています。

皮つきのものなら、皮が鮮やかな濃い緑色で、ひげが濃い茶色のものが完熟しています。ひげは1本1本粒とつながっているので、ひげが多いものほど粒の数も多くなります。皮がないものなら、実が先までぎっしりと詰まってスキマのないもの、粒がふっくらとそろっているものを選びましょう。

ヘタは濃い緑色でピンと張っ購入するときは、肉の色がピンク色で透明感があり、しっかりとした弾力があるもの、パックにドリップが出ていないものを選びましょう。鶏皮の毛穴が盛り上がっているものも新鮮です。

とうもろこしは収穫後、すぐに鮮度や味、栄養価などが失われていくので、買ったらその日のうちに食べるのがおすすめです。冷蔵するならゆでてから。もしくは長期保存したい場合は迷わず冷凍してください。

冷凍保存

とうもろこしは皮をむいてひげを取る。生のまま1本ずつラップで包んで冷凍用保存袋に入れて冷凍する。きれいな内側の皮を数枚残して冷凍用の保存袋に入れてもOK。皮がラップの代わりになります。

冷凍した生のとうもろこしを食べるときは、必ず加熱してから食べましょう。ラップに包んだまま電子レンジで加熱すれば、ゆでとうもろこしになります。通常通り、茹でたり蒸したりしてもおいしくいただけます。保存期間は2~3か月です。

今回は冷凍したとうもろこしを使った夏におすすめのレシピも紹介します。

屋台風やきとうもろこし
材料(2人分)

冷凍とうもろこし2本

バター10g

A

醤油大さじ1

みりん大さじ1

砂糖大さじ1/2

作り方
1

冷凍とうもろこしはラップのまま、電子レンジ(600w)で2~3分加熱し、ひっくり返してもう2~3分加熱する。

2

フライパンにバターを入れ中火で熱し、とうもろこしを並べ焼く。

3

刷毛で全体にAを塗り、転がして数回塗りながら香ばしい焼き色がつくまで焼く。

島本美由紀

  • 料理研究家
  • 食品ロス削減アドバイザー 消費者庁食品ロス削減推進大賞委員長賞受賞
  • ラク家事アドバイザー
  • 冷蔵庫収納&食品保存アドバイザー
  • 防災士(防災食&備蓄アドバイザー)

料理研究家・食品ロス削減アドバイザー。実用的なアイデアが好評で、誰もがマネできるカンタンでたのしいレシピを考案。食材をムダにしないレシピや時短料理が得意。活動は料理だけにとどまらず、ムダを出さない冷蔵庫収納や食品保存のコツを提案。冷蔵庫収納や食品保存アドバイザー、防災士など多彩な肩書を持つ。雑誌やテレビを中心に活躍し、著書は80冊を超える。一般社団法人「食エコ研究所」代表理事でもある。

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