

もやし

栄養豊富で財布にもやさしいもやし。年間を通じて水耕栽培されているので旬は1年中。安定的に手に入る野菜のひとつです。
購入する場合は、茎が太くて色が白く、ツヤとハリがあり、さわると固く締まっているものがおすすめです。ひげ根は透明感があるものを選びましょう。茶色く変色しているものは鮮度が落ちています。豆つきもやしを選ぶ場合は豆の開き具合をチェックし、豆が開いていたり、黒ずんでいたりするものは避けましょう。
開封前の冷蔵保存

もやしは水分が多く、野菜室に入れて保存すると雑菌が繁殖して変色や嫌なにおいの原因に。低い温度を好む野菜なので、野菜室よりも温度の低い冷蔵室やチルド室で保存しましょう。袋に1か所爪楊枝で穴をあけ、空気の通り道を確保すると長持ちします。保存期間は3日間。
開封後の冷蔵保存

開封して残ったもやしは密閉して冷蔵室やチルド室で保存しましょう。保存期間は3日間。1週間ほど長持ちさせたい場合は、傷みやすいひげ根を取って保存容器に入れ、かぶるくらいの水を注いでフタをし、毎日水を取り替える。野菜室に入れると雑菌が繁殖しやすいので、温度の低い冷蔵室かチルド室で保存しましょう。
冷凍保存

未開封のものは購入した袋のまま冷凍する。もしくは開封して残ったものは、冷凍用の保存袋に入れ替えて冷凍しましょう。冷凍するとシャキシャキ感は失われてしまうので、凍ったまま煮物やスープなどに使うのがおすすめです。保存期間は1か月。
もやしを調理する際によく聞かれるのが、ひげ根は取る?取らない?といった質問です。もやしはひげ根に食物繊維が多く含まれているので、栄養的には取らないほうがいいのですが、取ったほうが見た目も口あたりもよくなるのでおいしく仕上がります。栄養とおいしさ、どちらを優先するかで調理をしてください。

島本美由紀
- 料理研究家
- 食品ロス削減アドバイザー 消費者庁食品ロス削減推進大賞委員長賞受賞
- ラク家事アドバイザー
- 冷蔵庫収納&食品保存アドバイザー
- 防災士(防災食&備蓄アドバイザー)
料理研究家・食品ロス削減アドバイザー。実用的なアイデアが好評で、誰もがマネできるカンタンでたのしいレシピを考案。食材をムダにしないレシピや時短料理が得意。活動は料理だけにとどまらず、ムダを出さない冷蔵庫収納や食品保存のコツを提案。冷蔵庫収納や食品保存アドバイザー、防災士など多彩な肩書を持つ。雑誌やテレビを中心に活躍し、著書は80冊を超える。一般社団法人「食エコ研究所」代表理事でもある。
- WEBサイトhttps://shimamotomiyuki.com/
- Youtube島本美由紀のラク家事CH