

キャベツ

キャベツの旬は年に2回。夏に種をまいて11月~3月頃に収穫する冬キャベツと、冬に種をまいて4月~6月頃に収穫をする春キャベツがあります。冬キャベツは楕円形で、色は淡い黄緑色。葉の巻き方がぎゅっと詰まっていて、春キャベツに比べると水分が少なく固いのが特徴です。煮崩れしにくく、食感も残りやすいので、煮込みやスープなどの加熱調理が向いています。
春キャベツはややちいさくて丸く、色が鮮やかな黄緑色。葉の巻き方がゆるくて、ふわっとしています。煮ても、炒めても、生でも、どのように食べてもおいしい春キャベツですが、葉がやわらかいので、生で食べるのがもっともおいしいと言われています。
丸ごと冷蔵保存

丸ごと保存する場合は、包丁の刃先で三角形に芯を切り抜き、濡らしたキッチンペーパーを詰め、ポリ袋に入れて芯を下にし、野菜室で保存する。使う場合は外葉から使うと長持ちします。ペーパーが渇いてきたら交換をしましょう。保存期間は10日間。
カットしたものを冷蔵保存

切り口の水分が黒ずみの原因になるので、切り口の水分をキッチンペーパーでしっかり拭きとる。もしくは、切り口をペーパーでしっかり覆う。ポリ袋に入れ、切り口を下にして野菜室で保存する。ペーパーが湿ってきたら交換をしましょう。保存期間は1週間。冬キャベツも春キャベツも冷蔵での保存方法は同じです。
冷凍保存

ざく切りや細切りなど、使いやすい大きさに切って冷凍用の保存袋に入れて冷凍しましょう。凍ったまま、スープや煮物、炒め物に便利です。また、自然解凍をして水けを絞ればおひたしや和え物になります。保存期間は1か月。
ちなみにキャベツは、胃腸薬の名前にもなった「キャベジン」と呼ばれる栄養素「ビタミンU」が含まれた胃にやさしい野菜。食べるだけで、天然の胃腸薬になります。

島本美由紀
- 料理研究家
- 食品ロス削減アドバイザー 消費者庁食品ロス削減推進大賞委員長賞受賞
- ラク家事アドバイザー
- 冷蔵庫収納&食品保存アドバイザー
- 防災士(防災食&備蓄アドバイザー)
料理研究家・食品ロス削減アドバイザー。実用的なアイデアが好評で、誰もがマネできるカンタンでたのしいレシピを考案。食材をムダにしないレシピや時短料理が得意。活動は料理だけにとどまらず、ムダを出さない冷蔵庫収納や食品保存のコツを提案。冷蔵庫収納や食品保存アドバイザー、防災士など多彩な肩書を持つ。雑誌やテレビを中心に活躍し、著書は80冊を超える。一般社団法人「食エコ研究所」代表理事でもある。
- WEBサイトhttps://shimamotomiyuki.com/
- Youtube島本美由紀のラク家事CH
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