

牛乳

私たちの生命活動や健康維持に大切な役割を果たしてくれている牛乳。カルシウムだけでなく、たんぱく質や脂質、炭水化物、ミネラル、ビタミンなどがバランスよく含まれているので、そのまま飲むのはもちろん、スープやお菓子作りなどにも使える万能食品。育ち盛りのお子さんがいる家庭では、常にストックされているのではないでしょうか?
そんな便利な牛乳ですが、気づけば賞味期限が迫り、飲み切れずに捨ててしまった経験はないですか?今回は牛乳の保存方法をご紹介します。
冷蔵保存

未開封ならそのまま。開封したものは庫内のニオイを吸収しないように、しっかりキャップを閉めるか、キャップがないタイプなら注ぎ口をクリップで留めて保存しましょう。開封後の保存期間は5日程度が目安。注ぎ口に指をひっかけたり、いれたりすると雑菌が繁殖するので、あまりふれないようにしましょう。口をつけて飲むのは絶対にNGです。
冷凍保存

量が多いと分離しやすいので、製氷器に流して冷凍し、凍ったら冷凍用保存袋に移して保存する。保存期間は1か月。冷凍後は風味や舌ざわりが少し悪くなるので、凍ったままシチューやスープに加えたり、コーヒーや紅茶に入れたりして使いましょう。ホワイトソースにして冷凍しても便利です。
常温で長期保存可能な牛乳もある?!

ちなみに、長期間常温で保存できる牛乳があるって知っていますか?それが、ロングライフ紙パック製品の牛乳。無菌状態を保って殺菌処理した牛乳を詰めていて、保存料などの添加物は使用していないから安心。パッケージに「常温保存可能」と書かれていて、スーパーなどでも気軽に購入ができます。
本来牛乳は要冷蔵で期限は1週間程度ですが、ロングライフの牛乳は製造日から90日。3か月程度常温での保存が可能なので、要冷蔵のものと合わせてストックしておくと日常使いはもちろん災害時の備えにもなります。常温保存可能な牛乳もストックしておくとおいしく飲み切れます。

島本美由紀
- 料理研究家
- 食品ロス削減アドバイザー 消費者庁食品ロス削減推進大賞委員長賞受賞
- ラク家事アドバイザー
- 冷蔵庫収納&食品保存アドバイザー
- 防災士(防災食&備蓄アドバイザー)
料理研究家・食品ロス削減アドバイザー。実用的なアイデアが好評で、誰もがマネできるカンタンでたのしいレシピを考案。食材をムダにしないレシピや時短料理が得意。活動は料理だけにとどまらず、ムダを出さない冷蔵庫収納や食品保存のコツを提案。冷蔵庫収納や食品保存アドバイザー、防災士など多彩な肩書を持つ。雑誌やテレビを中心に活躍し、著書は80冊を超える。一般社団法人「食エコ研究所」代表理事でもある。
- WEBサイトhttps://shimamotomiyuki.com/
- Youtube島本美由紀のラク家事CH