「信頼できて、手間いらず」だから食品ロス削減と積極的に向き合える

フードシェアリングサービス「タベスケ」をご利用いただいている協力店様へのインタビュー。今回は秋田県湯沢市のタベスケ(自治体サービス名:ゆざわタベスケ)をご利用いただいている「焼肉ダイニングおいしんぼ」様に導入の背景やその効果などを伺いました。


サービス導入のきっかけは何ですか。
市の担当者からの紹介と広報誌のチラシを見たことがきっかけです。以前から食品ロスが課題であり公式LINE等で販売していたものの予約管理が大変で、新しい売り方として湯沢市で進められているタベスケに興味を持ちました。
導入の目的を教えてください。
飲食業である以上、食品ロスは避けられない課題であり、外部ECサイトでの販売も検討していました。自社でも公式LINE等で販売していましたが、顧客と個別にやり取りする必要があるため管理が煩雑になるという問題がありました。タベスケはカートシステムがあり、残量も見えるため管理がしやすく、また湯沢市が関わっているため信頼性が高いのも魅力でした。

商品について教えてください。
販売する商品は、カレーや肉の切り落としなどで、量が多いものが多くまとめて購入する人が多い印象です。カレーは5、6個とまとまって売れることもあり、家族のために購入するお客様もおられます。顧客層は30代から50代の女性が中心です。

サービスの印象、また周知についてどのような印象を持っておられますか?
「食品ロスしか出せない」という印象が、店の新規登録や利用を妨げているように思います。
当店では余った肉を加工して出品していて、このような出品も食品ロス削減につながると考えることもできるのですが、「食品ロス削減に直結する商品(賞味期限切れ間近の商品)じゃないとダメ」という固定観念がネックになっているような気がします。
「SDGs」「食品ロス削減」という言葉のイメージが、事業者にとってネガティブであるため、「販路拡大」や「売り切って食品ロスを減らす」というような広報、周知による募集が良いのではないでしょうか。
運用状況について教えてください。
現在、管理は1名で受け渡しは各スタッフが行っています。
今後の展望について教えてください。
LINEや電話でのやり取りが減り、管理が楽になりました。今後は、予約や新商品の告知など、タベスケの活用方法を広げていきたいと考えています。顧客と店側がやり取りできるような機能があれば、さらに活用しやすくなると思います。

食品ロス削減は重要課題ですが、多忙な飲食店様にとって付加的な管理業務は負担となります。焼肉ダイニングおいしんぼ様の事例では、タベスケの導入により、煩雑な個別対応から解放され、シンプルで効率的な管理が実現しているように感じます。これは、本業に集中したい飲食店様にとって大きなメリットでしょう。タベスケのサービスは、食品ロス削減をより手軽に、そして持続可能な取り組みに変える可能性を秘めていると改めて実感させていただきました。お忙しい中インタビューにご対応いただきありがとうございました!
インタビュー協力
焼肉ダイニングおいしんぼ
地元産の黒毛和牛を中心に、リーズナブルで美味しいお肉を提供しております。
住所:秋田県湯沢市清水町2-3-61