“ふぞろい”という理由だけで捨てられる?「規格外野菜」が問いかけるもの

タベスケのコラム

夏野菜がぐんぐんと育ち、お店にも色鮮やかなトマトやキュウリ、ナスが並ぶ季節になりました。

ところでみなさんは、地域の直売所や農家さんの軒先で、曲がったキュウリや、キズアリのトマトなどちょっと訳アリそうな野菜が販売されているのを見かけたことはありませんか? 「形はちょっと個性的だけど、安いから買ってみよう!」と購入されたことがあるかもしれません。

「規格外野菜」って、どんな野菜?

規格外野菜は、味や栄養は通常のものと変わらないのに、サイズ、形、色、表面の小さなキズなどが、あらかじめ決められた「規格(基準)」に当てはまらなかった野菜のことです。

大きく曲がったきゅうりや少し傷のついたトマト、二股に分かれたニンジンなどは、育つ過程で自然に生まれる個性です。しかし、日本の多くの流通ルートでは、箱にきれいに詰めてトラックで効率よく運ぶため、そしてスーパーの棚に美しく並べるために、厳しい規格が設けられています。

その結果、味には全く問題がないにもかかわらず、市場に出荷することすらできず、農家さんの手元でひっそりと廃棄されてしまう野菜がこれまでたくさん存在していました。

野菜を救うスマートな仕組み

そんな中、私たちの暮らしに合わせた野菜を救う選択肢のひとつとしておすすめなのが、冒頭でご紹介した「農家さんの軒先販売」や「地域の直売所」です。

昨今の物価高で、毎日の食費や野菜の価格高騰が気になる今、形が少しふぞろいなだけの規格外野菜がリーズナブルに手に入る直売所は、まさに家計の強い味方! 「見た目は個性的だけど、採れたてだから味は抜群でしかもおトク」という直売所を選ぶことは、美味しく賢く食費を抑えられる、とてもスマートな選択になります。

また最近では、社会全体でこの規格外野菜を「スマートに救う仕組み」がどんどん進化しています。

形がふぞろいな野菜を自宅まで届けてくれる「お野菜の定期便(サブスク)」が人気を集めていたり、「不揃い野菜コーナー」を設けるスーパーや店舗も増えてきました。 また、ただ安く売るだけでなく、美味しいスープやドレッシングに加工して届けたり、中には野菜の優しい色合いを活かした「お野菜のクレヨン」や服の染料に生まれ変わらせる(アップサイクル)といった、クリエイティブで楽しい取り組みも広がっています。

いつものスーパーの「きれいに揃っていて、いつでも安心して買える」という便利さも私たちの生活には欠かせないものです。そのありがたさを感じつつ、時には直売所でおトクな宝探しを楽しんだり、新しいエコな取り組みに触れてみたりする。 そんな風に、シーンに合わせて楽しみながら使い分けられたら素敵ですよね。

「きれい」も「ふぞろい」も、上手に選ぶ時代へ

野菜は工場で作られる工業製品ではなく、自然の中で育つ生き物です。だからこそ、形がふぞろいなのは当たり前のこと。

これまでは「どれが一番おいしそうに”見える”か」という見た目の印象だけで選んでいたかもしれない買い物に、「ふぞろいなのも、自然の恵みだし愛嬌があっていいよね」という新しい視点を、選択肢のひとつとしてプラスしてみるのはいかがでしょうか。

私たちの「タベスケ」のサービス内でも、地域の直売所や農家さんからこうした規格外野菜が出品されることがあります。

もしお住まいの地域でタベスケが導入されていたら、ぜひお買い物のついでにチェックしてみてくださいね。お家の近くで、ふぞろいだけど安くて美味しい「地域の宝物」にひょっこり出会えるかもしれませんよ。

整ったお野菜も、不揃いな規格外のお野菜も、それぞれの良さを活かしてステキな料理に生まれ変わらせてほしいでござるな!どんな形であっても、みんなのアイデアで美味しく料理してもらえたら、お野菜たちもきっと大喜びでござるよ!

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